2003/04/01
エイプリルフール。ちょっといたずら心を出してみました。というわけでリアルタイムで書いている日誌をリアルタイムで公開しなかったり。
ちなみに公開されていた時間は、04月01日いっぱい。UPしたのが19時前なので、結局正味5時間。
この間言っていたことが現実のものになりつつあります。やっぱり民間人を利用し始めた。自爆攻撃もしているらしい。
そういう状況で、制止に従わない人間が殺されるのは、制止している側の命を守るための行動としてやむを得ないのではないだろうか。死にたくなければそういうことをしないだろう。
ゲリラ戦に対して市民だ云々というのは無茶な話だ。市民がゲリラに化けるときもあるだろう。そのとき兵士に出来ることは、自分の命を守ることだけだ。
それを批判するのもおかしな話だ。それをさせられた方よりむしろさせた方を批判すべきなのは当然だろう。
こういうサイトを見つけました。
なるほど、と思えます。確かにバグダッド市街戦はあまりにリスクが大きいでしょう。
2003年04月02日
no reaction. その程度か〜。4月に馬鹿を見た気がした。
そういうイベントは、やっぱりもっとアクセス数があるサイトでやるべきだと痛感。一日10ちょっとじゃあねえ。公開時に来た人は推定3〜4人だし。その程度か〜。
これといったトピックスもないサイトだし、工事中がないコンテンツは存在しないし、何より最近忙しさにかまけて更新してないし。
これを機にほんとに閉めてしまおうかななどと考えつつ。本サイトはいつでも止められる体制だけは取っておこうっと。ターミナルは簡単には止められませんが、でも目標が達成されてしまったらターミナルを続けていくことも出来なくなりますから。常識の問題です。
その目標が何であるかは、多分ネットでは言ってないはず。目標まで推定あと1年。それまでにやっておかなければならないことはたくさんありますが、一つずつでも終わらせていくつもりです。
……何でこんなところで所信表明演説なんてしてるんだろう?
2003年04月05日
東京で研修があったので朝早くから電車で東京へ。
東京は強い雨。研修が新宿の近くだったので、まず西新宿にあるMacのお店に、PowerBookのHDDドライブの交換を依頼する。容量を4倍に。そろそろ使用量80%を超えて危険な状態だったのです。ついでに新しいOSも手に入れる。
小田急で研修会場へ。相変わらず強い雨。研修では組織について学ぶ。あとは入社1年を経てのいろいろなこと。みんなもいろいろあるんだね。
研修が終わり、新宿に戻ってPBを受け取り、いろいろ買い物をしたあとふとアキバに行きたくなり(笑)、アキバの店長の店に行って「キノの旅」の黒星紅白先生の画集を手に入れる。「スパイラル」の水野英多先生の画集を見つけてしまい、ちょっと青くなる。前者はネットショップで何故か手に入れられなかったからここで買ったんだけど、後者は大丈夫だろうか……入荷量、あまり多くなさそうな気がする。
そういえば「キノ」はもうすぐアニメが始まりますね。ビデオに撮ってみるつもりです。「スパイラル」は見られないのですが、未だにDVDを買うかどうか迷いつつ。原作からはあまりかけ離れていない様子で、買う方向で考えているものの問題はやっぱり資金面だよなあ。
夜になってからまたも電車で家に帰る。けっこういい時間がかかるので遅くなる。
……疲れた。
2003年04月06日
ふと思い立って富士宮市にある浅間大社に桜を見に出かける。風が強いもののいい天気で、桜もいい感じに満開。浅間大社は木花の佐久夜毘賣(このはなのさくやびめ)らを主神とし、富士山をご神体とする、全国の浅間神社の本宮。
帰ってから休んで買い出しに行こうと思っていたらすっかり寝てしまい、買い出しが遅くなったので食事も遅くなってしまった。がっくり。
2003年04月07日
アトムの誕生日。とはいっても現実では、実際につくって乗れるエアカーキットもないし、そもそも科学省が高田馬場にないし(笑)。
ちなみに高田馬場駅ではしばらくのあいだ、発車ベルがアトムのテーマだそうです。
2003年04月14日
■イラク
人類の遺産というべきシュメール文明やメソポタミア文明の遺品が納められた博物館が略奪されているそうな。
とても残念なことではあるが、人類の歴史を考えれば是非に及ばざることかもしれない。石仏の爆破だけではなく焚書坑儒、アレキサンドリア大図書館炎上などは、わたしに取ってみればとても残念なことで。どれだけ貴重な書物があったんだろうと想像するだけで。
でも、残そうとする試みを虚しくすることは数々あって。万物に永遠なるものはなく、すべての試みは虚しいものなのかもしれません。
それでも、残念だ。イラクはそれと石油だけでも生きていけるくらいいろいろ豊かな国なのに、その財産を、小銭を得るために盗むなんて。
長期的な目線を持っていない人間だらけ。所詮人間なんてそんなものなのかもしれません。
■TRON
この開発物語を見るにつけ、某窓メーカとお米の国の汚さに改めて腹が立つ。これだから窓は嫌いなんだ。林檎だからどうというわけではないんですけどね。欠陥だらけの商品をどう売ればいいのかといういい見本になりそうですが。
ちなみにこのTRON、パソコン版は漢字はもちろんトンパ文字まで使える世界最強のOSです。Macではエミュレータを使えば動くそうです。
2003年04月19日
■Safari
Apple純正Webブラウザ“Safari”をようやくダウンロード。使用条件がMac OS X 10.2以降だったもので。
で、早速ブラウジング。驚異的な速度に驚嘆。IEなんて目じゃないし、Mozillaよりも更に早いような気がする。これは快適です。
まだβ版だから、バグがあるかもしれないのでメインブラウザには使えないのですが、これは使い物になりそうです。
……ところで、IEのお気に入りをインポートするにはどうしたらいいのでしょう?
2003年04月26日
……一週間開けてしまった。
■星を継ぐ者
ようやく読んで、深く感動していました。25年前の作品(というよりわたしと同い年)なんですが、良く未来を見つめてます。こういう未来だったらいいなあ、と夢想する未来です。
ネットワークに関しては薄いですが、他に関してはかなり実現されている技術が随所に見られています。設定は2020年代後半頃でしょうか。
SF好きでこれを読んでない人はいないでしょうけど、もしいたら是非読んでください。お勧め。
2003年04月27日
■InDesign 2.01J
久しぶりに本格的にいじってみた。1年計画の一つ。自分で手を挙げてから相当時間が経ってしまいましたが、それでも今日一日でかなり進展しました。
なにせ、アプリケーションを習得するところから始めなければならなかったのです。う゛ーむ。
あとは校正を加えれば、いい感じで形になりそう。A5二段組みで100ページ超という代物になりましたが(苦笑)
次は、FQ大事典第3版か。先は長い。
2003年04月28日
■やる気の問題
この1ヶ月、日誌を全く更新しなかったのは、いろいろ身辺とか仕事とかが忙しかったというのもありますが、どうもやる気が失われているからのような気もします。
少なくとも、サイトを作り始めた頃のやる気はもうないし。何となく、足を抜いてしまいたいような気もしないでもない。
作り始めた頃のやる気を伺わせる、作りかけコンテンツの山。今はそれを見るのもうんざり。連休中に整理をしようかと思っていたのに、後半になっても全然やる気が起きない。
85> マスター! あなたいつも言ってるじゃない、やり始めなきゃやる気は起きないって!
そうは言っても、形を見据えられないことにはやる気もへったくれも……。
85> 気合いが足りない! いい、胸を張って! 息を大きく吸い込んで! そして部屋の窓を開け放って、
がらがらっ
85> そして四月二十八日連休の青空に向かって、対空ミサイルのように叫ぶのよ!
おっくれてるぅ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――っ!!
からり、と。
85> ……何か違うような気もするけど……。
よし、やる気は起きた。やるぞ!
まずは……。
郵便局と、銀行だな。それから読みかけの本を1冊でも減らす! この連休の目標だ!
85> だから違うと思う……よいしょ。えい。
ばり。どぐ。
85> ふう。久しぶりにこれをやると、やっぱり気持ちがいいもんねぇ。だから、あなたはサイトの更新をしなさいって言ってるでしょ? あたしの部屋も、いい加減何とかしてもらいたいもんだわ。
85> ……あら? 返事がないわね。……あ。
85> ま、いいか。そのうち戻るでしょ。じゃ、あたしはこれで。じゃあね!
(――あとには、21型CRTテレビを頭のかわりにつけた人型が残され――)
2003年04月29日
■今日のお出かけ
1ヶ月半前に果たせなかった、富士五湖の制覇を果たすため、今日はお出かけ。ついでに、これまた1ヶ月前に果たせなかった、悪路の峠の制覇も目指す。
詳しくは今日のお出かけ(準備中)参照のこと。
■電波
……面白い、電磁波で人体を不健康にしてみせるがいい!
といったら、X線とかγ線とかを許容量以上に浴びせられてほんとに不健康にさせられそうなので嫌ですが。
理科をきちんと勉強しなかった皆さんは、「電磁波」と聞くと「怖い」というイメージしかわかないような困った情報提供を受けているようですが。「電磁波」は、超長波からγ線までの、あらゆる波長を持った「光子」の総称です。つまり、光だって電磁波。
可視光の波長を伸ばしていくと、赤外線、マイクロ波、UHF、VHF、短波、中波、長波……というふうに、電波の方に向かっていきます。逆に、短くしていくと、紫外線、X線、γ線というふうになっていきます。
とまあ、いきなり学術的な話題で恐縮なのですが、ニュースで聞くに最近、「電磁波を研究する」と称する電波な団体が道を無断占拠するという事件が発生しているそうです。何やってんだか。
「電磁波を発している」? そりゃ、ライトをつけてりゃ電磁波は出ているでしょうが。
「電磁波が体に悪い」? どこの波長のことを問題にしているか、はっきり疫学的に示すがいい! あ、紫外線より波長が短い電磁波が体に悪いのははっきりしているから却下。
電子レンジが、赤外線よりはるかに長い波長の電磁波を使って物質を温めることが出来るのは、強いマイクロ波を一点に集中させるようにしているから。本来のマイクロ波のエネルギーはとても弱いものです。赤外線より弱い。それが集められるところでは、水分子を強く振動させることが出来ますが、集まらないところでは振動させることは出来ない。
思うに、水の分子はマイクロ波波長に強い吸収を持つのでしょう。だから、電子レンジが成り立つ。
二酸化炭素分子が赤外線に強い吸収を持っているために、地球に温室効果が発生することと似ています。水も、太陽からのマイクロ波による温室効果に寄与しているのでしょうか。
「電磁波」云々を言うのなら、せめてマックスウェル(19世紀イギリスの天才物理学者)の本とは言わないがファインマン物理学くらいは読んでもらいたいものである。
水ついでに。「水に思いが通じる」のなら、有機化合物分子にだって思いは通じるだろう。有機化合物分子に思いが通じるのなら、有機化学はもっと万能になっているだろう。
――少なくともわたしが、簡単な化合物一つを作るのに1ヶ月も必要としなくて済むはずなんだけどな。
「実験者に思いが通じて」いるんじゃないの? 正直なところ。
実験者の嫌な思いが、水の結晶を作る段階で差別的な状態を思わず知らず作り出しているのでは。冷凍庫内での場所とか。
すべての条件を明らかに例示した上で、必要な因子以外のすべての条件を可能な限り等しくした上で、その因子によって結果が異なる場合、その因子は実験結果に大きな影響を与えていると、はっきり述べることが出来るのです。これが科学。その本を見ていると、そういう条件が全く書かれていない。学術論文ではないということを考慮しても、せめてどういう条件で水を結晶化させたかくらいは示すべきでは。わたしが見落としているだけかもしれませんが。
書いた人、略歴を見ると全然科学的じゃないんですね。そういう研究の仕方、知らないのではないかと邪推してます。
似非科学は魔術と同じ。錬金術師を標榜するわたしが言うことじゃないですが、そんな魔術は要らないよ。ましてそれがベストセラになるなんて。
この国の科学技術、先は暗いようです。
2003年04月30日
とまあ、昨日の日誌で偉そうなことを書いていますが、一番お先真っ暗なのはわたしの科学技術だったりします。
改めて、上の人にいろいろ迷惑を掛けていることを再認識させられてしまいました。
――プロの仕事か。結局、それに尽きるんですよね。
自分にはまだまだプロ意識が足りないと、改めて実感する水曜日。外見だけが偉そうなのは、飲み会でのネタにしかならないと言うことで。
ある一つの分野でプロになれない人間は、結局どこの分野でもプロになれないと思っています。
そう、わたしは決してプロじゃない。いかなる分野にも、胸を張って語れるものは存在しない。
さすがに、泣けてきました。
1年計画なんて偉そうなことを言っています。
せめて、その計画が「逃げ」でないことを冷ややかに見守りつつ。
って、何が羨ましいかって、わたしくらいの年でしっかりしたビジョンとか夢を持っていることが何より羨ましいのです。正直言って、わたしは夢をあまり見ない人ですから。逆に、将来への展望がいつも不安で仕方ないのです。
今日はその羨ましさを見て、本気で泣けてくる夜でした。
(C) Copyright 2000 - 2011 Merlin Crossroad / M. C. S. I. All rights reserved.