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2004年05月の日誌

2004/05/01

 なかなか見に行く機会がなかったというか原作2巻を読み切れていなかったので待っていた「ロード・オブ・ザ・リング〜王の帰還」をようやく見る。場所は御経塚ワーナーマイカルシネマズ。思っていたよりも比較的小さな映写室に入って、まずアドバイスを受けて飲み物を買わず事前にトイレを済ませ、じっくりと腰を落ち着ける体制に。長い広告が終わってようやく始まる。息が付けなかったり泣けてきたり感動にうちふるえたり。いやはや、すごかった。DVDで「二つの塔」から早いところ買わなきゃ。それから大学にいって軽く楽器の練習。現役がいないと思ったら会場練習だったそうな。


2004/05/02

 昼過ぎに家を出て来た時と同じ道を帰る。ゆきてかえりし物語(をい)。安房峠トンネルを越えた辺りから自然渋滞発生で長蛇の列。連休中日ですねえ。でもその割には高速道路はがらがら。結局なんとか「新選組!」のBS2には間に合ったのでやれやれ。


2004/05/03

 乗るつもりだった列車を乗り過ごして結局2本遅れた列車に乗って帝都に向かう。行く途中で潮沢さんにメールをしたら呆れられる(笑)。列車は全く何事もなく新橋に到着。新橋からゆりかもめに乗ってSCC2日目に参加。というか今日の侵攻目的はそれだったりして。主に2つのエリアで話し込み、お手伝いもしつついい時間になってイベント終了。何故かアキバにいって(笑)いろいろ見て回るとGBAがAmazonより1000円安いのを見つけて即買い(をい)。ファミコンミニはAmazonの方が安かったかな。出来るソフトを捜し、結局「スライムもりもりドラゴンクエスト」と「鋼の錬金術師GBA」を購入。今日の宿は珍しくカプセルホテル。疲れたので早く入ろうと思ったら久しぶりに道に迷う(苦笑)。中でゲームに興じていたらあっさりバッテリ切れ。そりゃそうか。


2004/05/04

 今日はコミティア(をい)。危うく西館でやっていたコミケより怪しい雰囲気のイベントに行きそうになった(そっちの方が客が多かったし)けどなんとか東館に気づいてそっちに。規模が小さいので回りやすくていい感じ。そうこうしていたら何と水上カオリさんのサークル発見。いつも出しているらしいけどここの本が買えたのが最大の収穫だったかな。イベント帰りは今度は銀座。次の演奏会の曲目の楽譜など購入。考えてみたらヴァイオリン協奏曲のCDって初めて買ったかも。


2004/05/05

 眠ったように死んでました。嘘。明日からまた仕事だけど実験台の移動があるから実験そのものは出来ないかも。充電が済んだGBASPで食事も忘れてスライム。あ、ビデオは見たな。案外頭の柔らかさが残っていることにちょっとだけ安堵。仕事やだなあ。寝てたいなあ。


2004/05/08

 オケの先輩に誘われて帝都に演奏会鑑賞。今回の演奏会は東京交響楽団でベルリオーズの「幻想交響曲」がメインプログラムで、前プロがハイドンの「オックスフォード」交響曲とチェロ協奏曲。会場が名だたるサントリーホールで、行く前からとても楽しみに。会場に行く前に銀座のヤマハ(先週もいっていた)に立ち寄っていろいろ見たあとサントリーホールへ。車で動く帝都はさっぱり分からない。どうやら六本木の近くだということしか分からなかった(苦笑)。会場に入ってプログラムをゆっくりと読み、まずはハイドンの「オックスフォード」。ハイドンの印象が変わるとても明快な演奏だった。チェロ協奏曲もなかなかな演奏だったと思うけど正直その後のことで忘れてしまった(苦笑)。そしてメインの幻想交響曲。がっちり縦と横を合わせるとこういう演奏になるのか、というある意味模範になるような演奏だった。一緒に行った先輩の話によると、特に変わった意趣もなくオーソドックスな演奏だったということだが、それでも第5楽章の一番最後でちょっと泣けて来ちゃったり。で、一番大きな印象は「悔しい」だったというのが何とも。オケっていいなあ。もっと練習に熱心になろう、と思いつつ正直体調がいまいちだったりして。


2004/05/09

 連休と昨日のあれこれで疲れて寝てました。食事を作る元気もなかったのであり合わせのもので適当に済ませるくらい疲れていたような。早く寝ようっと。


2004/05/10

 連休最終日のことですが、撮り置きのビデオを消費。NHKスペシャル「地球大進化」ですが、すごかった。
 何が衝撃的だったかって、直径400kmの小惑星衝突。房総半島沖1500kmに落ちると日本列島捲れ上がって蒸発します。岩石すら気体になって1日で地球を覆います。灼熱地獄なんてもんじゃない、タングステンすら溶かす太陽表面並みの4000度。これが最大8回あったという話で。
 これでも生命(バクテリア以下の微生物ですが)が残っちゃうというのもすごい。
 人間が発生したのは数限りない偶然の積み重ねなんだよなあ。しかも38億年続いた生命がここにいるということで。
 何が彼らをそうさせるんだろう。とても不思議。
 今これを食らったら、人類どころか地球がリセットされるなあ。またバクテリアからやり直し。
 次は全球凍結。これも楽しみ。というかDVD買っちゃうかも……余裕があったらだけど。


2004/05/12

 味噌汁が一日保たなくなってきた今日この頃。というか家に帰ってきたら臭いが変でとても残念でがっくり。


2004/05/14

 一つの区切りがついた。
 簡単に言うと、うまく行かなかったということになるだろう。
 精神的にもいろいろあった。
 次こそはやりたいことが出来るようになりたい。
 自分がやってきたことを見直してみるいい機会にしようと思う。


2004/05/15

 もう一つ区切りがついてしまった。
 こっちは3年9ヶ月弱。
  はふつたのおもひわかれていまはなくわらへるときぞいつしかこなむ


2004/05/16

 ほぼ日のインターネット中継イベント「智慧の実を食べよう」にネット中継で参加。ぶちぶち切れる映像と音声にぶち切れつつ、とても興味深く聴いた。
 この人たちの本も余裕があったら読みたいですね。きっとためになりそうな感じ。


2004/05/17

 切り替えよう。


2004/05/18

 やりたいことがあるならば、まず目の前にあるせねばならないことをしなければならない。
 しなければならないことが出来ない人間に、やりたいことをやらせようと思う人間はいない。

 ファミコンミニ第1弾の10本のソフトが一気に届いたので早速やってみる。
 ……やったことがあるはずなのにすっかり忘れている自分に愕然。


2004/05/19

 最近、というかここ数日で強く思ったこと。
 未来は現在にしかない。
 今ある問題を精一杯解決することが、
 明日の自分を作り上げていく。
 明日になったら明日が今日。
 明日という日は今日にしかないのだ。


2004/05/20

 何かが吹っ切れたのかなんなのか、やたらとテンションが上がっているような気がする。別に何かいいことがあったわけではないんだけど。


2004/05/21

 昼過ぎから打ち合わせでお出かけ。そのまま実家に戻ることに。実家に持って帰る本(ほとんどがマンガ、しかもあさりよしとお作品だというのが何とも)を鞄に詰め込んだらこれが重くて重くて。
 そんなわけで今回は珍しく電車を使っています。今はしらさぎの車中です。既に疲れているような気もするけど金沢到着は夜半頃かな。
 隣に座っている人が珍しいことに(というか電車の中で見たのはほとんど初めてかも)Macを使っている人で、わたしのより新しいiBookでちょっと羨ましかったり。最近はこの機械にもいろいろと限界を感じています。というかウェブ巡回で虹玉がくるくる回る時点でやっぱり力不足かなあと。新しいiMac辺りが欲しい今日この頃。PowerBookが欲しいなんて贅沢は言わないから。銀座で触ったiMac、速かったなあ(遠い目)。
 夜半頃に金沢到着。父に送ってもらって実家へ。疲れた〜。


2004/05/22

 うちの大学のオケの定演。昼まで寝ていたら誰かがわたしのGBAで遊んでいたような。昼過ぎによろよろと起き出して、また寝たりして結局家を出て駅前のホールに着いたのがすごくちょうどいい時間。直ぐにホールに入る。知り合いの顔がちらほら。
 まずはオープニング「ウィンザー城の陽気な女房たち」序曲(ニコライ作曲)。サマコンのオープニングとしてはなかなかかな。でもホルンは許さん。ラッパはまあそんなもんでしょ。わたしとしては欲求不満だけど。サブは「小組曲」(ドビュッシー作曲、ビュッセル編)。わたしが現役の頃にやったことがある曲だったけど、弦楽器が当時とは比べものにならないくらい上手い! これより上手くなるには何かあと一つが必要なんだろうな。メインはブラームスの交響曲第2番ニ長調。ホルンはよく頑張っていたと思うよ、ブラームスとしては不満が残るけど。それにしても弦楽器が上手くなった代わりに木管の凋落が目立つなあと。最後のトロンボーンはカタルシスが聴けたので良しとしましょう。結論。木管とホルンは頑張りましょう。あと、ブラームスは難しい。わたしなんて未だに出来るとは思わないもの。
 夜は回生でコンパ、その後現役と合流して空が明るくなるまで叫んでた。あー、ろくでもない先輩だ。9回生……(とても遠い目)。


2004/05/23

 頭が痛くて寝てて、昼過ぎに今回は高速バスと新幹線と鈍行で家に帰る。特急を使うよりは2時間余計にかかるけど料金はこっちの方が2000円ほど安い。どちらを選ぶかはその時の状況次第だなあと。
#後日談:猫川さんが地元イベントに出ていたのを押さえていなかった……。あの状況では行けたとはとても思えないけど、申し訳ない限りです>猫川さん


2004/05/24

 ふと自分が読んできたものを振り返ってみる。今現在から遡ってみる。今読んでいるのは「磁力と重力の発見」(みすず書房)。こういう技術史とか科学史の話はとても面白い。そのうちローマ帝国の興亡の本も読みたいところ。ローマ人はあほやったけど。でもこの本は文系なのか理系なのか。扱っているネタは磁力だけど数式なんて今のところ一本も出てこない純粋歴史書だしなあ。
 就職直後は全く乱読状態だった。科学エッセイとか似非科学とかから電撃まで。家がみるみる本で埋まっていった。何か確たるものが欲しかった時期のような気がする。
 就職活動中に本格ミステリに手を出すようになった気がする。
 大学院の頃から森博嗣作品を読んでいた。京極夏彦作品もこの辺だと思う。児童文学もこの辺から。
 大学に入った頃にいわゆるペーパーバック小説(今適当な定義がないけど、世間でいうライトノベル)に戻ってきた。秋田禎信、対馬正治あたりの富士見と、電撃が中心か。深沢美潮に戻ってきたのもこの辺。
 高校の時は荒巻義雄に嵌っていた。いわゆる艦隊シリーズだけじゃなくて、そのちょっと前のハードSFも手を出してみた。未だに太刀打ちできない部分もあるけど、ビッグ・ウォーズシリーズとかは大好きだったなあ。なんで絶版なの?
 中学の頃は宗田理と秋津透だった。なんという取り合わせだ。ここに深沢美潮も入る。実はロードスもスレイヤーズもリアルタイムでは読んでいない。
 小学校の頃でおぼえているのは佐藤さとる作品。特に「コロボックル」シリーズ。これはそのうち取り上げたいと考えている、わたしの原点の一つ。休み時間の度に図書室に行ってはありったけの本を読みあさる子どもだったと思う。小学校の横に町営の(?)小さな児童図書館があって、吹雪の中そこに通うのが何より楽しみだったし。今はもうないけど。おぼえている人もいるだろうか。
 保育園の頃も、「本ばかり読んでないでたまには外で遊びましょう」といわれる子どもだった。今から思えば別にいいじゃないか無理にそんなことをしなくてもと。このころから既に唯我独尊。なんてやつだ。
 一番昔の証言では、電話帳と郵便番号帳を読むのが好きだったとか。そういう子どもだったものだから、2歳の時に日赤病院に電話を掛けて母親を呼び出したりするわけだ(このネタは美味しいので後述)。
 今まで何冊の本を読んできたのだろう。おそらく4ケタには達していると思う。世の中には生涯2ケタの本も読まない人もいるというがわたしには信じられない話で。本がないと生きていけない。
 古典的な問いに「無人島に持って行くとしたら何を持って行きますか」というのがある。物理的その他の障害がなければわたしはこれを挙げる。「国立国会図書館」。ここで一生を終えてもいい。
 物理的な障害を考慮するならばナイフになるだろうか。死んでたまるか。何らかの手段を考えてそこに記録を残して、自分が生きていた証を残していってやるのだ。
 ……それに意味なんてないんですけどね。


2004/05/25

 いわゆるライトノベルの歴史というやつを久美沙織さんが語るエッセイがとても面白い。それに付属する掲示板の議論もとてつもなく面白い。それに参加している作家さんのまた豪華なこと。みやびさんと知り合いだというのがちょっとだけ誇らしかったりしつつ、いつかあの面子と並んでも恥ずかしくないようになりたいと思いつつ。


2004/05/26

 そんなわたしがどうしても欲しい本。
 和漢三才図会。
 ディオスコリデスの薬物誌。
 プリニウスの博物誌。
 ヘルメス叢書(白水社のやつ)。
 一番最後のは割と簡単に手に入りそうだけど、他のはどうやったら全部揃うのやら。和漢〜は東洋文庫所収というのも知っているけど。そんなわけで一生の目標にしたいと思いつつ、案外変なところで手に入ったりして。


2004/05/27

 週の後半になるとどうも息切れするというか、頭の回転が悪くなるのが自覚できて、でもそれに対してどうしたものか困っていたりいなかったりバタバタしているような気がするのがこのごろの傾向です。
 従って週末はうとうとと寝てばかりいます。いろいろな更新とか作業がとても滞っているのですが、正直それに手を付けられるほどの頭の回転が戻ってくるのが日曜日の夜になってからで……。

 今日は沼津で練習。


2004/05/28

 すべてを捧げても良いと思う感覚だけが残り、
 その対象を見失ったような、
 そんなおかしな焦燥感が最近、
 頭の中を乱舞しているような気がする。

 すべてを捧げても良いと思える存在が、
 その対象となりうるものが身近にあれば、
 もしかしたらこれが解消できるのかもしれない。

 すべてを捧げても良いと思える感覚は、
 熱病のようなものなのかもしれない。
 その熱病の快感に身を浸し、
 冷めた自分から抜け落ちたものに、
 取り戻せない寂しさを感じる。

 すべてを捧げても良いと思った経験は、
 ノスタルジーを産むものなのかもしれない。
 でも、また、
 すべてを捧げても良いと思える存在が欲しい。


2004/05/29

 朝から出かけていた用事は昼前に終了。近くの気になっていた団子屋でみたらしと磯辺を頂く。
 久しぶりに食った団子の何とうまかったことか。また行く時に買っていこうっと♪
 それが終わって家に帰って午睡を楽しむ、といえば聞こえはいいけど何もしないで昼寝して、しかも変な夢ばかり見ていたような気がする。かなり夢見が悪かったような気もする。うーむ。
 今日は定例会。4周年おめでとうございます♪


2004/05/30

 寝てたさ。


2004/05/31

 追いつめられるとやる気になる人らしいです。
 仕事のペースが上がってきました。あと半月で強制的に目処を付けないといけないわけで。

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