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例によってコミケに行ってきました。レポを書く書くといって結局数回しか書いたことがないような気がするので、仕方ないのでここで書いてみることにします。
東京から日帰りできる距離に住み着いてしまったので、朝の列車に乗って東京へ。新橋に着いたのは昼前。ゆりかもめに乗って向かうは有明、東京ビッグサイト。ここに立つのも幾回目か。昭和は遠くなりにけり。平成ふた桁になってからきたんだけど。
一日目はコミック系ファンクラブ。ということで、好きなジャンルを軽くまわる。あずまんが大王とかパトレイバーとかあさり系とか。ゲーム系もあったけど最近はほとんどゲームできてないので見ただけ。軽く買い物をして、両手に余る程度のサークルを見て回ったあと、あっさり銀座へと転進。
銀座に来たときには必ず立ち寄る三つの聖地、まず一つ目は銀座ヤマハ本店。3階楽器売り場に行くと、目の前にあったのは最近発表されたトランペットXenoのシカゴモデル。上側リバース管。そしてC管。思わず店員さんに尋ねる。
「マウスピース持ってきてないんですけど、試奏出来ますか?」
「ほんとはダメなんですけど、特別ですよ、試奏室が開きましたらご案内します」
本来自分のマウスピースで吹くべきところを、お店のマウスピースを借りて吹かせて頂くことに。大感謝です!
待つことしばし。部屋が開いたと知らせて頂き、いつもより小さめのマウスピース(14B4だったと思う。自分が使っているのは16C6 MOMOスペシャル)と共に目の前に楽器が。さっそく手に取ってみる。
しばらくは軽く音出し。それからオケスタっぽいことなんかをいろいろやってみる。でも諳譜が苦手なので良く吹く曲ばかり。マラ2、マラ9、チャイ5、展覧会、ドボ8……。
……この楽器すごい! 低音から高音まで、なんの衒いもなく真っ直ぐな音が出てくる! 自分の未熟さを抜きにすれば、ほぼ完璧なんじゃないかとも思えてくるくらい良く鳴る楽器に驚嘆。
うちにある初代XenoIIも良い楽器ですが、7年経つとこう進化するんですねえ。これでいつものマウスピースを使ったらどういうことになるか、ちょっと楽しみなような怖いような。
いつか手に入れてみたい楽器ではあるけど、でも今の「信濃」も良い楽器なのです。あー、ジレンマ感じちゃうなあ。
お店の人に楽器を戻して階を後にするエレベータで、
「試奏してる人上手かったねー、あんなに聞こえるんじゃヘタなこと出来ないよねー」
と話す親子がいて、ちょっと照れ照れ。もしかしたら自分じゃないかもだけど、……でもあれだけ鳴らしていた楽器吹きはわたししかいなかった気もする。
CDショップで何枚か購入。なぜか持っていなかったグレートとか。
地下の楽譜屋に行って、「キージェ中尉」のスコアとオケスタを買い込む。ドイツオケで使われている本格的なものらしい。上手くなろう、うん。
聖地二つめは銀座山野楽器。クラシックCDコーナがかなり充実しているので時々見に行ったりして。でもCDはさっき買ったので我慢。ここの5階はクラシック系楽器売り場。トランペットを見ていたら中学1年生と思しき女の子が母親に連れられて、楽器を選びに来ていた。店員さんの説明を聞いて初めて知ったのですが、BachのVincentってなんですか? どうも180シリーズのリバース管らしいのですが……(記憶不鮮明)
女の子は学校で180を使っているらしく(恵まれている)、あれこれ触りながらいろいろ考えている様子だった。まあ、いきなり買うもんじゃないですよねえ。でも、悩みに悩んで買ったいい楽器は、一生の宝ですよ。だから、ずっと続ける気があるのだったら、妥協しないでいいものを買うのがいいと思います。
聖地三つ目はアップルストア銀座。でも今回見るべきものはMighty Mouseだけ。わたし的には今使っているKensingtonのがお気に入りなので今回は見送りかな。
まだちょっと時間があったので、普段はなかなかいけない本郷三丁目、湯島天神の反対側にある楽譜店「アカデミア・ミュージック」へと足を伸ばす。ここの品揃えには毎回唸らされるけど、珍しすぎてすごい値段がする楽譜が結構あって、結局なにも買わず。また来よう。
あまり時間がなくなったので新大久保の楽器屋には今回は行かず、そのまま帰宅。なんか一日目だけでコミケとは関係ないところで疲れた気がする。
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