海を知る者、冒険小説を読みふける者、そして海賊達。 彼らは必ず一度はこの名前を聞くことになるだろう。 『海賊シー・キング』 ロンザ国海軍の誇る艦隊をわずか二時間ですべて沈め、最強と言われた 三国連合艦隊を相手にし、ほぼ全滅状態にして追い返した。 今、最強の傭兵と言われているサード・フェズクライン。 彼の一代目も、『シー・キング』に挑み、そして命辛々陸に戻ったと言われている。 あらゆる男達が挑み、そして海に散っていった・・・・・・・。 『シー・キング』が率いる海賊・・・・・。 あらゆる分野の達人がいたと言われるが、だれも『シー・キング』には刃向かわ なかったと言われている。 彼の恐ろしさを知っていたためであろう。 しかし、彼も勝てなかった者がある。 寿命 海を支配した男も寿命には勝てなかった。 海に生き、海に死んだ男『シー・キング』。 彼を越えるものは、二度といないと、海賊達は互いに認めあっている。 その強さと、彼の戦闘方法は未だにわからないが。 語り継がれるその伝説は海で決して消えることのないものになるだろう。
1999年5月02日(日)21時42分07秒投稿の、PIECEさんの短編、傭兵シリーズのひとつです。