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2001年11月の日誌へ

世界は美しくなんかない12月

2001年12月01日

 年の瀬も差し迫り、皆様あわただしい日々をお過ごしのことと存じます。
 そんな中この日誌を読んでくださっているごくごく少数の方には感謝の言葉もございません。
 これを見ていても、わたしの私生活のごくごく一端が垣間見えるかどうかというメリットしかありません。
 何か知識が増えるわけでもなく。
(もし知識が増えた人がいたらそれは偉いと思う)

 そんな中、めでたいことがありました。多分、誰も彼もが触れている話題なのですが、わたしにとっての備忘録ということで一言だけ触れさせていただきました。

 そんなわけでちょっとした小ネタ。

 わたしの使っている傘は、学会のため訪れた神戸で、突然雨に降られて慌ててコンビニで買った傘です。
 買ったときは全く気づかなかったのですが、しばらくして気づきました。
 傘を縛る紐のところに、一つ。「CASABLANCA」。

 スペルが思い出せなくて、傘を見に行ったのはここだけの秘密です。


2001年12月02日

 久しぶりに一日何も用事がない日だった(?)ので、容赦なく寝ていました。
 寝るのにも厭きたので、たまっている未読雑誌(日本語)を片づけました。
 わたしにとっての最新記事は、8月号です。

 わたしの中では、PS版ドラクエ4は未発表です。


2001年12月03日

 今年もあと1ヶ月!! どーよ?(謎)

 そろそろ修士論文を書かなければなりません。ということで、この頃は書いています。
 今月中にある程度の骨格を見せないといけないので、実験の片手間にボツボツ。
 学生生活も、あと4ヶ月だと思うと感慨深いものがあります。

 まだ、ネタがそろっていないので卒業できる確信がありません。4ヶ月で終われるだろうか。それとも追われるのだろうか。


2001年12月04日

 別に何かあったというわけではないので特に何も書くことはありません。
 ええ、別に何かあったわけではないです。
 ええ、気が滅入っているだけです。

 やるきな。


2001年12月05日

 就職活動なんかでよくホテルに泊まったのですが、よっぽどいいホテルでない限りはユニットバスタイプです。
 つまり、バスとトイレと洗面台が一緒になっているのですが。
 一度、壁全体が鏡だったことがあります。その前に便器。その前で用を足すと、その姿が映るわけです。用を足す姿がどう見えるか観察できます。

 恥ずかしいですよ。


2001年12月06日

 クリスマス気分というのは何とも特殊なもので、何となくうきうき。
 別にクリスマスだから何があるというわけでもないのですが、年末の慌ただしさも相まってばたばたしつつ楽しみなようなそうでないような。
 いろいろなパターンがありますね。

 クリスマスの日が学校の締めの日というのもそれなりに楽しみです。修論提出期限もこの辺です。あー楽しみ。


2001年12月07日

 ともびき。ぎゅ。

 この日誌の書き方が少し変わったことに気づいた方はほとんどいないかと思います。
 そもそも今月に入ってこの日誌をご覧になった方はほとんどいないかと思います。
 一応、人に見せるための文章を書いているつもりになっていると思います。

 思っているだけでは人に伝わりません。暗いと不平を言うよりも、すすんで明かりをつけましょう。高校の時、何故か部室に張ってあった言葉。いつも明かりがついていて暗くなることは滅多にありません。何がいいたいのか分からない文章を書いても人には伝わらないという例でした。


2001年12月08日

 りめんばーぱーるはーばー。飛んでいる飛行機のCGだけ見たいです。

 覚えているだけで役に立たないものは必ずあると思います。
 その代表格が円周率。3.14程度でいいのに、3.14159265358979323846264338327940288なんて覚えていても仕方ないでしょう。これ、今わたし、そらで書きました。間違ってるかも。
 そのくせ人の名前と顔を一致させるのは苦手です。いろいろ得意分野、不得意分野はあるということなのかもしれないですが、一度くらいじゃあ覚えられません。盗賊失格。

 最近、物忘れが激しいです。Alが沈着しているのでしょうかね? 今日食べた御飯も思い出せません。さすがに食べたことは覚えています。怪しいかも。そろそろ徘徊を始める時期かな、と思う今日この頃でした。


2001年12月09日

 たかさんが隣の富山で焼き物の個展を開いているということで、朝から行って来ました。359をひた走ること約2時間。富山市内からひたすらまっすぐといわれていたのでひたすらまっすぐ。本当ならここで家なんかをぶち破らないといけないのですが、さすがに車が保たないので諦めて道なりまっすぐ。
 市内から約10分、目指すギャラリーに到着。
 実はたかさんは隣の県在住なのに、なかなかお会いできない人の代表みたいな感じになっていたので、とても楽しみにしていました。
 そしてギャラリーにいき、手が空くところを見計らって挨拶。たかさんが思っていたよりも早くついたらしく、ちょっとびっくり(笑)

 とりあえずお土産を渡して一通り作品を見せていただく。作品はどれもたかさんらしいと思えるようなものばかり。なんでも直前まで窯に入っていた作品もあるそうな。
 作品名の多くに、サイトをご覧になっている人はニヤリとするような名前が付いていて、いかにもたかさんだなあ、と思ったり。「ほしのふね」という作品もあって、とっても良かったです。簡単に説明すると、舟形の焼き物の内側が星空色で、まさに星の舟。

 そんなこんなで到着したのが午前11時頃だったのですが、天候が悪かったのか時期的な問題なのか、あまり人がいらっしゃらない。で、これ幸いと、お茶を頂きつつ、お菓子をつまみつつ、いろいろなことをお話しできました。
 ネットのこと、フォーチュンのこと、もの作りのこと、本名のこと、謎の宴のこと、クックちゃんのこと、美大のこと、地域のこと、天気のこと、タイヤのこと、わたしの勤務地のこと、美味しいものと幸せについて、などなど。順不同。
 ときどきお客さんがいらっしゃるときは、なんだかわたしもスタッフの人に見られてしまったらしい(笑)
#あなたも焼かれるんですか? とか訊かれました(笑)

 ちょっとした作品を頂きました。とてもうれしかったです。是非使わせていただきます♪

 あと、普段使っているご飯茶碗に不満があって、具体的にはちょっとわたしには小さくて、ぶっかけご飯するとこぼれてしまうという不満で。いい機会なので、ご飯茶碗を一つお願いすることに。
 出来上がりが楽しみ♪

 そんなことをやっていると時間はあっという間に過ぎていくもので、気が付けば外は真っ暗。たかさんの知り合いの方々もいらっしゃったし、そろそろということでお暇させていただきました。お見送りもありがとうございました♪

 朝早かったのが効いたか、帰りの8は凄まじく眠く、所々記憶があるようなないような(核爆)

 で、うちの親に見せると、やっぱり知り合いに陶芸作家がいるだけあっていろいろ話ができました。普段使っている食器もそれなりの人が作ったものばかりらしく、また押入からもいろいろ出てきたりして。
 陶芸で盛り上がれる家というのも、なかなか希有なような気がします。さすがうちの家族(爆)


2001年12月10日

 ご機嫌斜めとよく言いますね。機嫌が悪いさま。虫の居所が悪いさま。
 ご機嫌縦とか、ご機嫌横とかは何故言わないんでしょう?
 そういえば、虫の居所がいいともいいませんね。

 世の中には理不尽なものがたくさんありますね。それを乗り越えられるのが大人というんでしょうか。


2001年12月11日

 何をトチ狂ったのか家計簿なるものをつけています。最近謎の出費が多くて、知らない間に財布が空、ということがよくあったのです。
 誰に見せるというわけではありませんが、時々謎の項目があります。

 その他です。お金の使い道にその他があるのか。あるのです。正直に言いましょう。

 ギザ10です。昭和26〜32(だったかな)年に発行された、いわゆる周囲にギザギザのある10円玉です。

 今日も自販機から出てきたな、ギザ10。

 やっぱり記念硬貨とか、古い硬貨なんかが出てきたらそうなるんでしょうね。長野500円、穴なし5円、ひとまわり大きな50円、桜の100円、札幌1000円、ニンジン50円。人間50年。見てみたいものです。

 もう一つ謎の項目。

 訊いてはいけません。秘密、です。ええ。

 世の中には、知らないほうがいいこともたくさんあるということなのでしょう。


2001年12月12日

 三日坊主と申します。髪をつるつるに剃っても三日と保たずにふさふさになってしまうことを言います。
 坊主になろうとして髪を剃っても、三日と保たずに髮が生えそろってしまうのでは面倒で修行になりません。修行も嫌になります。
 転じて、長持ちしないことを言うようになりました。だから三日坊主。

 三日で生えそろう髮の繁殖力はすごいですね。見習いたいものでございます。

 なお、今日の日誌はフィクションです。


2001年12月13日

 わたしの大学のわたしの学部には、「女性専用駐車場」というものがあります。なんでも、夜遅くなってくると暗くて怖いから、という理由で理学部に一番近い一帯がそれに指定されたらしいのですが、夜10時過ぎると、外灯の大部分が消えてしまって、女性じゃなくても怖いです。
 だから、そういう小手先の対処じゃなく、例えば照明を増やして点灯時間を延ばすとか、そういう根本的な解決策が必要なのでは? 理系の実験室は夜遅いのは当たり前です。多分既出の話。わすれたけど。

「専用」で思い出したこと。

 最近は平等論がかなり浸透してきて、いわゆる「聖域」というものがなくなってきています。例えば山。女性が入山することを禁じていた山が、それを解除しています。残っているのはそれこそ土俵くらいで、それも開放しろという声もあります。
 いわゆる「聖域なき構造改革」というやつですが、「聖域」が平等になくなっていくのならいいのですが、無くして欲しくない聖域もあります。
 たとえばトイレ。おばちゃんが高速道路のサービスエリアなんかで、観光バスが数台止まっていて、女性トイレが満員だからって男性トイレになんの躊躇もなく入っていく。
 そのくせ、きっと男性が女性トイレに入っていくのを見たら大騒ぎするんですよ。
 専用の場所を侵しているという意味では一緒でしょうが。

 一歩踏みとどまる倫理観というか、自分の中の閾値を無くしたくはないし、知り合いにも無くして欲しくないですね。というかそういう人と知り合いにはなりたくないと思いつつ。


2001年12月14日

 マッキントッシュというのには3つの意味があります。1つ目、いわゆるMac。2つ目、オーディオのMcIntosh。3つ目、リンゴの品種。一度は食べてみたいMacintosh。日本名、「旭」。
 物の本によると、北海道や青森などでしか作られておらず、しかも日持ちしないから地元でしか食べられないとのこと。いいなあ。リンゴ好きとしては一度、そういうものを味わってみたいものです。
 でも、パソコンの名前をリンゴと結びつけたのがS. Jobsでよかった。もし日本人だったら。

 パソコンらしくないですねえ。よかったよかった。

 ……あ、iMacはi旭、PowerMacは力旭なのか。

 どこかで出ているネタかもしれないですね(苦笑)


2001年12月15日〜2001年12月20日

 忙しかったのでお休み。言い訳させていただくと、この期間は日曜日を除いて、遅くまで学校にいて疲れて帰って寝るだけだったんです。あんまりいいこともなかったし。

 これからもそういうことがあるかもしれないです。ごめんなさい。


2001年12月21日

 夜道をてらす鼻ってどんなん!? なんでそんなことに!?(謎)


2001年12月22日〜2001年12月27日

 そろそろ修論が忙しくなってきました。ひたすら修論書いていたのでこの時期のはお休み。

 そもそもわたし、クリスマスの讚美歌は別にいいけどそれが溢れるのはちょっと嫌いな質です。わたしはクリスチャンではないですし。身の回りの人には意外と多いんですけどね、クリスチャン。でも、うちの研究室の留学生の人はヒンズーだったりムスリムだったりするので、そういう人は無関係だったりするわけです。
 まあ、それはとにかく。

 クラシック屋のわたしとしては、そんじょそこらの讚美歌ではなく例えば「クリスマス・オラトリオ」とかが流れてくれるのはとてもうれしかったりします。あとは「クルミ割り人形」。チャイコフスキーの名作バレエの一つ。舞台はまさしくクリスマスイブ。NHK FMでやっていたときはさすがだと思いましたけどね。

 この時期は忘年会立てつづけの時期でもありました。合計4回。22、23、25、26と。そしてその日はたいていが凄まじく遅い時間に家に帰ってたりもしていました。午前4時とか5時とか。そんなんじゃあさすがに日誌を書く気力もなく。あーあ。


2001年12月28日

 修論のうち、今年中に形にしておかなければならなかった序章部分が完成したので、めでたく東京にむかいます。明日から冬コミ。行って来ます。


2001年12月29日

 冬コミ1日目。詳しくはレポが書けたら。
 今回のアイテムは、「江戸むらさき」。


2001年12月30日

 冬コミ2日目。詳しくはレポが書けたら。
 今回のアイテムは、「民間人が乗っています」


2001年12月31日

 そして今日帰ってきたのは、予定では朝7時頃だったのに、昨日列車に乗り損ねたところからけちが付きまくり、ようやく午後3時。やってられんわ。詳しくはレポが書けたら。

 で、10月に請け負った重大な仕事が年内中の約束だったので、それを済ませることに。ある程度はできていたのですが、もう一押しが欲しかったのでぎりぎりまで作業。
 そういうわけなので今年をゆっくり振り返るということはできませんでした。年賀状も諦めてるし。来た人にだけ出そうっと。
 この連休の目標は冬コミのレポだったりします。今回も楽しかったのですが、今までになく辛いものでした。

 これを書いているのは、わたしには珍しく午後11時です。まさに21世紀幕開けの一番最後。今年も色々ありましたが、来年がこれをご覧の皆様、並びにわたしにとって幸せな1年であることを祈りつつ、今年の日誌は締めさせていただきます。

 今年1年どうもありがとうございました。みなさん、良いお年を迎えられますように。

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